「SLニセコ号」最終日
小さな鉄道の旅
11月が来るだびに想い起すのは、あの日の出来事。
気がつけば、もうすぐ「SLニセコ号」は最終日を迎える。
その日は11月3日。
奇しくもあの「C62ニセコ号」の運行終了日と同じなのである。
そう、あの日とは忘れもしない「C62ニセコ号」の最終日。
1995年11月3日。あの日はみぞれ混じりの冷たい雨が降る悪天候。
函館本線、通称山線の倶知安峠に差し掛かったC62 3号機の
足取りは重く、みぞれ交じりの雨が空転を誘った。
200Kmキロポスト付近では歩いても追いつきそうなくらいの速度で
峠を登っていったのを、今でも鮮明に覚えている。
あれから19年。
先日、19年前と同じ200Kpで「SLニセコ号」を見送った。
DE15の後押しにより蒸気機関車本来の走りとは程遠いが、ギャラリー向けに
最大のパフォーマンスで倶知安峠を越えてゆくC11 207号機。
そんな本来の走りではなく、ただただ煙を吐くだけのパフォーマンスショーに
撮影の足は向かず、2000年以来、撮影に向かったのはたったの数度だけ。
近い撮影地なら、1時間も車で走れば着くところに住んでいるのに。
この15年間、JR西日本の「SLやまぐち」やJR九州の「SL人吉」の方が
はるかに多くの回数、撮影している。
JR北海道は安全対策とともに、もう一度「何のために蒸気機関車を
走らせるのか?」と問い直すべきだ。
今の時代に蒸気機関車を走らせても、絶対に採算は合わないのだから。
さて、最終日はどこで「SLニセコ号」を見送ろうか。
19年前と同じ場所がいいだろうか。
そう悩みたいところだが、残念なことに今週末には
ヨーロッパでの撮影へと旅立たなければならない。
だからそんな贅沢な悩みは、3度目の復活までとっておこう。
遥かヨーロッパの地から「SLニセコ号」が無事に運行を終えられること、
そして蒸気機関車が山線に3度目の復活をする日が来ることを願いながら。
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気がつけば、もうすぐ「SLニセコ号」は最終日を迎える。
その日は11月3日。
奇しくもあの「C62ニセコ号」の運行終了日と同じなのである。
そう、あの日とは忘れもしない「C62ニセコ号」の最終日。
1995年11月3日。あの日はみぞれ混じりの冷たい雨が降る悪天候。
函館本線、通称山線の倶知安峠に差し掛かったC62 3号機の
足取りは重く、みぞれ交じりの雨が空転を誘った。
200Kmキロポスト付近では歩いても追いつきそうなくらいの速度で
峠を登っていったのを、今でも鮮明に覚えている。
あれから19年。
先日、19年前と同じ200Kpで「SLニセコ号」を見送った。
DE15の後押しにより蒸気機関車本来の走りとは程遠いが、ギャラリー向けに
最大のパフォーマンスで倶知安峠を越えてゆくC11 207号機。
そんな本来の走りではなく、ただただ煙を吐くだけのパフォーマンスショーに
撮影の足は向かず、2000年以来、撮影に向かったのはたったの数度だけ。
近い撮影地なら、1時間も車で走れば着くところに住んでいるのに。
この15年間、JR西日本の「SLやまぐち」やJR九州の「SL人吉」の方が
はるかに多くの回数、撮影している。
JR北海道は安全対策とともに、もう一度「何のために蒸気機関車を
走らせるのか?」と問い直すべきだ。
今の時代に蒸気機関車を走らせても、絶対に採算は合わないのだから。
さて、最終日はどこで「SLニセコ号」を見送ろうか。
19年前と同じ場所がいいだろうか。
そう悩みたいところだが、残念なことに今週末には
ヨーロッパでの撮影へと旅立たなければならない。
だからそんな贅沢な悩みは、3度目の復活までとっておこう。
遥かヨーロッパの地から「SLニセコ号」が無事に運行を終えられること、
そして蒸気機関車が山線に3度目の復活をする日が来ることを願いながら。



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