激変する津軽海峡線

北海道の旅列車たち
11 /19 2012
前回、「津軽海峡線にEH800投入」を話題にしたところ、
思いのほか反響があったので、もう少し詳しく。

でも、あくまでも私見です。


【寝台特急】

正直なところ、北海道新幹線開業後、寝台特急、
特に『北斗星』の存続は厳しいと思います。

それは、牽引機の問題、新幹線線路保守の時間確保の問題、
そして何より、車両の老朽化が進んでいるからです。

すでに北斗星は登場から約25年。
その客車は新製車ではなく、旧国鉄から引継いだ24系。

乗客減と車両老朽化を理由に全国の寝台特急が消えてゆく中、
『北斗星』も例外ではありません。

牽引機は津軽海峡線もDD51重連ということも不可能ではないですが、
煙害などもあって、現実的な選択肢ではないです。


『カシオペア』『トワイライトエクスプレス』も同様に
牽引機の問題があります。

『カシオペア』は車両が新しい分、何らかの形で残る可能性は
あるかもしれませんが、デビュー当時ほどの話題性は今ではなく、
今後が気になります。


【スーパー白鳥789系】

列車としての『スーパー白鳥』は北海道新幹線に引継がれますが、
車両の789系は既定路線どおり、札幌圏へ移動し785系を置換え。


【急行 はまなす】

函館-札幌間の新幹線接続夜行列車として存続する可能性は否定できません。
しかし、津軽海峡線を通らないため、車両はもはや14系客車である必要はなく、
また14系客車の老朽化は著しく「北海道新幹線開通まで持てばいい」という
スタンスなので、存続するなら281系あたりになるのでしょうか。


【スーパー北斗・北斗】

キハ160で実車実験をしたハイブリッド気動車が登場する(はず)。
281系は残存するかもしれませんが、183系は北斗系統から撤退し、
『オホーツク』へ。スラントノーズの183系もここで見納めか。


北海道新幹線開業にともなう江差線 木古内-江差の廃止に目がいきがち。
しかし、少なくともこれだけの影響は考えられます。


前から書いているように、ここは「これからの予想をする」ところではありません。

でも上記のように想像すると、「今、何を記録すべきなのか」
そして「今、何に乗るべきなのか」というものが見えてきます。

江差線廃止やそれに関連することなどに惑わされることなく、
しっかり「北海道の今」を記録していきたいと思う。



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