ラストラン!寝台特急『あけぼの』

寝台特急の旅
03 /16 2014
寝台特急『あけぼの』 ラストラン!


本州内を走る最後のブルートレインだった『あけぼの』

2014年3月14日着の列車をもって定期運行は終了。

晩年の『あけぼの』は山形新幹線の開業によって、
日本海縦貫線(信越本線・羽越本線)へシフトしたため、
寝台特急『鳥海』のイメージ強かったのも事実。


EF64 1000番台 + 寝台特急『あけぼの』
≪東北本線 上野-尾久≫ ラストラン『あけぼの』!晩年の EF64 1000+24系 スタイル


そして、『あけぼの』ほど牽引機が多かったブルートレイン
珍しいのではないだろうか。

直流区間のEF65 1000番台、板谷峠のEF71+ED78、交流区間のED75 700番台、
そして、山形新幹線の工事で陸羽東線に迂回したときにはDE10重連も登場。

さらに交直流区間をスルーするためにEF81、日本海縦貫線経由になってからも
EF81とEF64 1000番台、一時期はEF64 0番台など、ここ20年でも8機種が活躍。

それぞれにヘッドマークを掲げ、様々なシーンを展開してくれました。

そんな『あけぼの』も、もう見られなくなってしまうと思うとすごく寂しいですね。



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【追憶】 ED75けん引の寝台特急『あけぼの』

寝台特急の旅
03 /15 2014
みなさんは、寝台特急『あけぼの』といえば、まずどのシーンを思い浮かべますか?

私はやはりこのED75 700番台けん引の寝台特急『あけぼの』ですね。


ED75 700番台の寝台特急「あけぼの」
≪奥羽本線 陣場-白沢≫ ED75 700番台けん引の寝台特急『あけぼの』


人によっては板谷峠のEF71+ED78の重連でしょうか?

でもやはり東北といえばED75というくらい、ED75の印象が強い方も多いはず。

この頃(1990年)はまだ東北地区には701系電車は投入されておらず、
普通列車といえばもっぱらED75けん引の50系客車

一部は12系客車や気動車もありましたが、東北といえば赤で統一された
ED75+50系客車が強く印象に残っています。

貨物列車も秋田以北は大部分がED75けん引で、一部EF81のけん引があったくらい。

この頃から夜行バスとの競合が激しくなり、その対抗策としてこの『あけぼの』にも
14系座席車が1両連結されるようになりました。

あれから四半世紀。
その寝台特急『あけぼの』も、本日夜発をもって定期列車からは引退。

また1つ、寝台特急の灯火が消えようとしています。



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【回想】 583系 寝台特急『あけぼの』

寝台特急の旅
03 /09 2014
【回想】 583系 寝台特急『あけぼの』


寝台特急『あけぼの』を語る上で忘れてならないのが、583系によって運転されていた
臨時列車の 『あけぼの81号』『あけぼの82号』


583系 寝台特急『あけぼの』
≪奥羽本線 陣場-白沢≫ 春の奥羽本線をゆく 8021M 『あけぼの81号』


583系9連で運転されていた臨時『あけぼの』は、24系客車で運転されていた
定期『あけぼの』とは違い、青森までは行かず弘前止まりとなっていた。

この列車の前身は、上野-秋田間を14系座席車で運転されていた『あけぼの51・52号』
1988年からは使用車両がこの583系9連に変わり、運転区間も上野-弘前となった。

弘前に到着後、夕方に上野まで折り返す間、ホームからよく見える位置に
留置されており、583系寝台車を観察するには非常にいい列車であった。

その583系も、JR西日本車はすでに廃車となり、
今や秋田区に最後の1編成が残るのみとなった。

日本の夜行列車史に大きな足跡を残した583系寝台車
その活躍に大きな拍手を贈りたい。


写真は今から24年前の1990年、奥羽本線 陣場-白沢をゆく
8021M 臨時寝台特急『あけぼの81号』


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【惜別】 寝台特急『あけぼの』

寝台特急の旅
03 /08 2014
【惜別】 寝台特急 『あけぼの』


寝台特急『あけぼの』 といえば、奥羽本線経由で上野と青森を
結んでいたため、どちらかというと秋田口の寝台特急というイメージが強く、
青森口では地味な存在であった。

それゆえ、青森口の寝台特急といえば、まず私が思い浮かべるのは
東北本線経由で上野と青森を結んでいた 寝台特急『ゆうづる』 だ。


寝台特急 あけぼの
≪奥羽本線 津軽新城-鶴ヶ坂≫
 終着青森を目指し、雪の中を駆け抜ける寝台特急 『あけぼの』
 


地味ではあるものの 寝台特急『あけぼの』 は、その秋田口での輸送に徹したためか、
今日まで存続しつづけ、気がつけば本州内を結ぶ最後のブルートレインとなっていた。

その 寝台特急『あけぼの』 の定期運行も残すところあとわずか。

『あけぼの』が消えたあと、日本でブルートレインと呼べる列車はもう残りたったの1本。
そう、上野と札幌を結ぶ 寝台特急『北斗星』 のみなのである。

最後の『あけぼの』は運行線区も牽引機も、以前とはかなり違ったものにはなってしまったが、
『あけぼの』の名を名乗る列車には違いないのである。

最後の最後まで派手さはなく地味な輸送に徹した寝台特急『あけぼの』ではあるが、
その長きに渡る活躍に今、拍手を贈りたい。


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鉄道写真 雪中撮影法 【三脚編】

雪中撮影法
03 /05 2014
積雪がある撮影地で三脚を使うには、いつもとはちょっとだけ違ったテクニックが必要です。
今回は、雪中での三脚使用法を紹介します。



雪中撮影に向いている三脚

【脚のストッパーは「ねじ込み式」が有利】

三脚には大きく分けて、脚の部分のストッパーが「レバー式」のものと
「ねじ込み式」のものがあります。

雪中撮影には「ねじ込み式」の方が向いています。

レバー式のものは、レバーが雪を噛んでしまって完全には閉まらなくことが良くあります。
また、レバー部分が凍ってしまって動かなくなることも頻繁です。

それに比べ「ねじ込み式」のものは隙間が少ないないため、
雪を噛むこともなく、雪中でもほぼ問題なく使用できます。

これから三脚を購入する方には「ねじ込み式」のものをおすすめします。


鉄道写真 雪中撮影法【三脚編】
レバー式三脚(左)とねじ込み式三脚(右)



雪中での三脚使用法

雪中で三脚を使う際、まずは脚を置く場所の雪を踏み固めます。
これで固まれば、ある程度の重量のある三脚+カメラも使用することができます。

しかし、北海道の真冬の雪はパウダースノーなので踏んでも簡単には固まりません。
そうなると、固めるのはあきらめ、そのまま三脚を雪の中に突き刺します。

突き刺す際は、三本の脚を閉じてそのまま真直ぐ雪の中に突き刺します。

ある程度突き刺すとかなり安定しますので、重量級の超望遠レンズでもない限り
問題なく使用することができます。


鉄道写真 雪中撮影法【三脚編】
ある程度の深さまで真っ直ぐにゆっくり突き刺します


脚を開いたまま突き刺すと、三脚に無理な力がかかり
場合によっては脚が曲がってしまうので要注意です。


鉄道写真 雪中撮影法【三脚編】
安定感重視なら脚はあまり伸ばさない方が良いでしょう ≪宗谷本線 安牛≫



使用後の注意点

【脚はすべて伸ばして乾燥】

雪中で三脚を使うと、三脚の”脚”の部分に雪が入ってしまいます。
「ねじ込み式」のものも、隙間は少ないとはいえ、雪が中に入ってしまいます。

撮影後は家やホテルで三脚の脚をすべて伸ばして乾燥させます。



リモートコントローラー使用時の注意点

【寒さでコードが硬化する】

氷点下20度くらいになるとリモートコントローラーのコードが硬化します。
そのまま使うと折れてしまいそうなので、使用しない方がいいでしょう。

ブレ防止を目的としている時は、セルフタイマー2秒かリモコンを使って撮影します。

最近のカメラはWi-Fiを使ってスマホからリモート撮影もできる機種もあるので、
それらを活用するのもよいと思います。


それでは、北海道の雪の中で楽しい撮影を!


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North Railway

在住地:北海道

ライフワークとして北海道の
 「鉄道の情景」
を撮影しています。

また、鉄道のみならず自然
風景や小京都など日本の風土
を幅広く撮影している。

海外における撮影も多く、
ヨーロッパの街並みや各地
の世界遺産の撮影も多数。

[YouTube 動画チャネル]
North Railway