国鉄最後のDE15
国鉄時代
≪宗谷本線 雄信内-糠南≫ 宗谷本線 DE15 2511号機
全国的に少しずつその数を減らしつつあるDE15形式。
北海道において、どのくらいその数が減ったのか調べてみた。
まず参考にしたのは、国鉄最後の車両配置表。
それによると、
釧路運転所:6両 (DE15 2507,2508,2509,2510,2526,2527)
旭川運転所:14両 (DE15 1520,1524,2052,2501,2502,2503,
2511,2512,2514,2515,2516,2521,2556,2563)
空知運転所:13両 (DE15 1501,1509,1511,1514,1515,1521,
1533,1534,1535,1542,1545,1546,2504)
函館運転所:3両 (DE15 1006,1519,1543)
の合計36両配置となっている。
そして、平成25年4月1日現在の配置はというと、
2ヶ所に集約され旭川14両、釧路3両の計17両。
この四半世紀で半減したことになる。
もっとも、国鉄~JR北海道発足時には、長大四線と呼ばれた
天北線、名寄本線、池北線、標津線がまだ残っていたし、
そのほかにも深名線や歌志内線、函館本線上砂川支線、
そして幌内線も残っていた。
このすべてでDE15を使っていたわけではないが、天北線や深名線では
DE15だけでなくDD14による特殊排雪列車も頻繁に運転されていた。
もっとも、標津線は簡易規格だったため、DE15ではなく廃止まで
DD16+キ100による排雪列車が運転されていた。
この当時、排雪列車などを撮影するものはほとんどなく、まして
少雪地帯で常時運転ではないDD16とキ100を標津線まで
あえて撮影に行くものなど皆無であったと思う。
もし撮影できていたら、今となっては貴重な記録である。


