郵便荷物合造車 スユニ50 517
湧網線
≪郵便荷物合造車 スユニ50 517≫
Canon EOS5D MarkⅡ+Canon EF24-105mmF4L IS USM
スユニ50といえば、まだ郵便・荷物輸送が行われていた国鉄末期、
急行『利尻』や急行『大雪』にぶら下がっていたのが思い出されます。
この車両だけは、青函連絡船で航送されて、遥々、隅田川からやってきたんだな、
と思っていました。
スユニ50は、国鉄末期に主に43系客車からの改造車として登場。
改造車を名乗るものの、車体は50系客車と同様の規格で新製。
台車類を43系客車から流用したものである。
電気暖房の2000番台と蒸気暖房・寒冷地仕様の500番台があり、
その中でも、スユニ50 517は、北海道向け500番台のラストナンバー。
国鉄末期の郵便・荷物輸送廃止にともない余剰車となったものの、
比較的新しい車両であったことから、救援車代用として
JR北海道に引継がれたり、合造車という珍しさからか、
博物館に引き取られた車両もあり、解体を免れた車両が多かったのも
スユニ50 500番台の特徴でした。
写真は、湧網線廃線跡に整備された佐呂間町交通公園に
保存されている郵便荷物合造車の 「スユニ50 517」。
(北海道佐呂間町 交通公園)

