183系 新特急色デビュー

1980年代 北海道
05 /01 2022
183系 新特急色デビュー

183系500番台 新特急色
≪函館本線 岩見沢駅≫ 間もなくデビュー! 新183系のキハ183 1507


鉄道車両でも復刻塗装なるものが流行りのこの頃。

JR北海道でも特急オホーツク特急大雪に使用されている183系特急型気動車の一部車両が、デビュー当時の塗装に復刻されました。

今回、いわゆる「新特急色」と呼ばれるデビュー当時の塗装になったのは、先頭車のキハ183 8565とグリーン車のキロ182 504の2両。

もともと、183系特急型気動車は1981年(昭和56年10月1日ダイヤ改正)の石勝線開業にあわせて0番台がデビュー。当時の183系の塗色はクリームと赤のいわゆる国鉄色でした。

そして、国鉄末期の1986年(昭和61年11月1日ダイヤ改正)に、これまで北海道各地を走り続けてきた80系特急型気動車を置換えるべく、183系500番台がこの「新特急色」でデビュー。

今回、復刻塗装となった2両のうち、ハイデッカーグリーン車キロ182 504は、この1986年に183系500番台として増備された車両で、「N183系」と呼ばれるグループ。

一方、先頭車キハ183 8565は、JR化後に183系550番台キハ183 1565として製造された車両で、「NN183系」と呼ばれるグループです。

さて、冒頭の写真ですが、これは1986年10月11日に岩見沢駅で撮影したもの。この日は11月からのデビューを前に、札幌-岩見沢間で新183系5両による試乗会が行われました。ヘッドマークは「特急おおぞら」のものを使用していますが、営業運転ではありません。

今となっては懐かしく思えるこの「新特急色」ですが、当時としてはとても新鮮で、またとても衝撃的だったことを覚えています。国鉄時代は車両に使用できる色が決まっており、特急車両は電車も気動車も原則、クリームと赤のツートンカラーだったからです。

その後、それまで国鉄色だった183系0番台も急速に、この「新特急色」に塗色変更が進むことになります。


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DD51+14系で運転! 『快速 らんしま号』

1980年代 北海道
07 /27 2013
快速らんしま号 (DD51国鉄色+14系)
【函館本線 札幌】 DD51 1083 + 14系 『快速らんしま号』


夕刻の札幌駅。

夏の定番、『快速 らんしま号』 が到着する。

高架開業前、1988年の夏物語。



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今日は、急行 『エルム』!

1980年代 北海道
07 /04 2012
寝台特急『エルム』
千歳線 北広島-上野幌 / Canon T90 + Canon New FD85mmF1.8


今日(7月4日)は、千歳線・室蘭本線経由の札幌発函館行

急行 『北海道一周エルム号』が運転されました。

今日も都合により撮影には行けなかったので、懐かしい 寝台特急 『エルム』 について。


寝台特急 『エルム』 は、寝台特急 『北斗星』 の救済列車として運転を開始しました。

当時の 『北斗星』 は3往復。それでも救済列車を運転するほど需要がありました。

しかし、臨時列車であったため『北斗星』よりも所要時間がかかることと、

札幌着がお昼過ぎというダイヤのため、あまり人気がなかったのも事実でした。


客車は、24系25形のモノクラスだったため、面白みはありませんでしたが、

機関車側は、DD51重連や単機牽引、大型ヘッドマークや通常型のマークなど、

細かいところで変化に富んでいる列車でありました。


写真は1989年の「DD51重連+大型ヘッドマーク」の寝台特急 『エルム』

この当時はまだ、西の里信号所も復活しておらず、貨物列車もすべてDD51。

千歳線沿線でカメラを構えると、次々にDD51がやってきました。

千歳線がDD51街道だった頃の物語。



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天北線のラッセル ~浜頓別のDE15 2512~

1980年代 北海道
01 /11 2011
天北線 浜頓別のDE15 2512
最北のラッセル DE15 2512 / 1989年1月11日 天北線 浜頓別


22年前の今日、私は最果てのローカル線 天北線のDE15を撮っていました。

機番はDE15 2512。


冬の天北線 浜頓別に行くと、いつもそこにはDE15がいました。

宗谷本線の音威子府から分かれ、日本海側から稚内を目指す宗谷本線とは違い、

天北線はオホーツク海側から最北の稚内を目指すローカル線でした。

その中間に位置する浜頓別天北線の中では大きなターミナル駅。

しかしこの時、ここ浜頓別から北見枝幸まで延びていた興浜北線はすでになく、

この天北線自体もこの写真を撮った3ヶ月後に廃止となりました。


一方のDE15 2512は、名寄機関区の新製配置。

国鉄時代は名寄機関区で過ごした後、国鉄末期の機関区統廃合で

名寄機関区に機関車の配置がなくなったのを機に旭川へ移動。

JR化後もしばらく活躍をつづけ、平成5年度に廃車となりました。


あの興浜北線も、あの天北線も、そしてあのDE15 2512もすでになく、

すべてが想い出となってしまった22年前の冬でした。



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North Railway

在住地:北海道

ライフワークとして北海道の
 「鉄道の情景」
を撮影しています。

また、鉄道のみならず自然
風景や小京都など日本の風土
を幅広く撮影している。

海外における撮影も多く、
ヨーロッパの街並みや各地
の世界遺産の撮影も多数。

[YouTube 動画チャネル]
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